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「ヒッチコック」(2012年)のサーシャ・ガヴァシ監督が、クロエ・モレッツちゃんとアンセル・エルゴートを主演に起用した青春クライム映画の最新作「ノヴェンバー・クリミナルズ」(2016年公開予定)のスタッフの一覧を見ると、製作総指揮のプロデューサーのひとりとして、クロエ・モレッツちゃんのママの名前が書かれていますが、同映画の撮影の直前に娘が成人して、法的に保護者の同伴が不要になったことで、娘を独り立ちさせるべく、ママは映画製作の現場には出向かず、ほとんど自宅にいるようになったじゃん!!というのを、クロエ・ファンの方はご存知だと思います。なので、ママの製作総指揮の肩書は実際のところ、人気のクロエ・モレッツちゃんが本来の出演料に追加して、さらに上乗せのギャラを受けとるための口実みたいなものでしょうから、やれプロデューサーだの製作総指揮だと言っても、現実の映画作りには何の関係もない場合も多々ある…という舞台裏の事情を、CIAリーダーの映画ファンのみなさんは、とっくに承知していらっしゃるかと思います。



「パシフィック・リム 2 : メイルストロム」が製作中止に追い込まれてしまったギレルモ・デル・トロ監督の「新・パシフィック・リム 2」でのプロデューサーの役割は何なのか…?!と、冒頭のママのように有名無実の幽霊プロデューサーではないのか…?!と疑問を持っている方は少なくないかと思いますが、当の本人が THR のジョーダン・リーフェの取材に応じて、語ってくれたコメントによれば…、
“ プロデューサーとして、ぼくは自分が監督しない映画について、何も声高に言い放ってはいけないというのを学んだのだけれど…、”
…と、控えめに前置いたうえで、「新・パシフィック・リム 2」のキャストについて…、

“ これは言うことができるんだ。第1作めに登場したキャストの多くが帰ってくることになる…!! ”
…と、菊地凛子ちゃんの戦うヒロインのマコちゃんと相棒のチャーリー・ハナムのローリーに、チャーリー・デイのガイズラーとバーン・ゴーマンのゴットリーブの科学者コンビといった、おなじみの顔が続編にも引き続き、登場するとは断言できないと前置きながらも断言!!というのは、すでに確定済み?!の可能性をほのめかしてくれました!!、さらにギレルモ・デル・トロ監督は、そうしたキャストとのつながりについて…、

“ ぼくはコミュニケーションのやりとりを、スティーヴン・S・デナイトに託してしまったんだけれど、彼は単に新監督ではなくて、ぼくがマジにリスペクトして、惚れ惚れしている野郎なんだ…!!、そして、「パシフィック・リム 2」は、彼の映画なんだよ…!! ”
…とのことですから、ふむふむ、結局のところは、オリジナル・キャストとのつながりを譲ってしまっただけに、菊地凛子ちゃんたちが再び参戦するか、どうか…?!は、やっぱり、新監督のスティーヴン・S・デナイト次第か…といった感じですから、ギレルモ・デル・トロ監督はプロデューサーながら、「パシフィック・リム2」を丸ごと託してしまったので、何かを指示したり、方向性を決めたりといった “ 指揮 ” はしていないかのようにも思われます…。なので、クロエ・モレッツちゃんのママ状態?!と、あまり変わらないようにも察せられるのですが、しかし…、

“ 映画の続篇は、そもそもは、ぼくたちがアニメ・シリーズ化のために考えたアイディアのうちのいくつかを採用しているんだ。アニメ化を進めるよりも前に、実写の映画シリーズを先行させたほうがいいと、ぼくは思ったんだ。 ”
…だそうですから、アニメ化までを含めた大きな枠組みとしての「パシフィック・リム」のプロジェクトにおいては、やはり、原案者のギレルモ・デル・トロ監督は仕掛け人のように読み取れますし、もしかすると、製作中止になった「パシフィック・リム 2 : メイルストロム」とは、まったく無関係にシリーズを再開する “ リブート ” に近いのではないか…?!とまで憶測された「新・パシフィック・リム 2」に…、
“ スティーヴン・S・デナイトには、ぼくたちがこれまでに企画開発したものを、すべて洗いざらい見せたんだよ。そこから彼は、この世界観のうちのこれが気にいっただとか、この要素がいいだとか、この辺を続篇の映画に盛り込みたいとか語っていたんだよ…!! ”
プロデューサーのギレルモ・デル・トロ監督の構想は、キッチリと含まれていることが明らかになりました!!となれば、気になるのは肝心の続篇の内容ですが…、

“ 風呂敷を広げていくのは簡単さ。巨大ロボット兵器のイェーガーと、それをめぐる人類の側の世界観のみならず、怪獣とエイリアンの側の世界観まであるんだから。 ”
…とのことで、第1作めとは視点を変えて、エイリアンの側のストーリーを掘り下げることも出来なくはないので、「パシフィック・リム」シリーズには、いくらでも多様に発展の可能性があり得るわけですが…、
“ でも同時に、事実としては、すでに既定の歴史に満ちた世界観の中で、駒を進めることになる。ぼくたちは怪獣相手の戦争を始めて、それに勝利をしたから、いまは人類の側とエイリアンの側のどちらにおいても、戦後なんだ…!! ”
…と言えば、続編なんだから、第1作めの戦後が描かれるのは当たり前やん…!!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、前述のようにシリーズを仕切り直すリブートの可能性も疑われていた「新・パシフィック・リム 2」は…、


「スター・ウォーズ」の覚醒トリロジーで活躍しているフィンのジョン・ボイエガを新たに主演俳優に起用し、イドリス・エルバが演じたスタッカー・ペントコストの息子の役を与えたことから、第1作めよりも前の出来事を描くプリクエールや、第1作めの戦いと同時に別の場所で起きていた出来事を描くパラレル・ストーリーになる可能性もあり得たわけですから、何も断言できないと前置いたギレルモ・デル・トロ監督が “ 戦後 ” と断言してくれたことで、第2作めは素直に第1作めのその後の物語の続篇という枠の中でだけ展開するものと想像することができるようになりました!!

なお、ジョン・ボイエガを新ヒーローに選んだことについて、ギレルモ・デル・トロ監督は最近の映画の配役に人種的多様性が求められる動向を鑑みて、よいアイディアだとも言っていますが、その辺りの人種差別うんぬんの社会的な側面については、「パシフィック・リム」ファンの方は、そもそも、ハリウッド映画の大作なのに、日本人が戦うヒロインの作品なんだから、そんなのハナから関係ない…!!と思っているはずなので、端折ります…!!


さて、ギレルモ・デル・トロ監督からアイディアと人脈を譲り受けた新監督のスティーヴン・S・デナイト=「デアデビル」シーズン 1 のクリエイターは、ついに映画監督としてデビューする「パシフィック・リム 2」に、ギレルモ・デル・トロ色をどこまで盛り込んで、自分なりの作品に仕上げるのか…?!、大怪獣 VS. 巨大ロボットの戦後が描かれる「パシフィック・リム 2」は、再来年の2018年2月23日に全米公開!!、続報をお楽しみに…!!







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