************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


もし、映画化が実現したら、クリス監督は、「機動戦士ガンダム」どころか、「ウルトラマン」や、「新世紀エヴァンゲリオン」のほか、「ガッチャマン」に、「宇宙戦艦ヤマト」、「カウボーイ・ビバップ」、「マジンガーZ」、そして、東映が1978年に製作したテレビシリーズ「スパイダーマン」といった、日本のアニメと特撮の人気作品を自分なりに再現して、採り込まなければならないかもしれません…?!



「スター・ウォーズ」マニアのジェダイたちを主人公にして、サーガの世界のみならず、ライバル?!の「スター・トレック」のパロディや、様々なオタク・ネタを引用したオクラ入りのコメディ映画「ファンボーイズ」(2009年)のシナリオを執筆した脚本家のアーネスト・クラインが、2011年に出版し、好評価を集めたSFアドベンチャー小説「レディ・プレイヤー・ワン」の映画化権を保有するワーナー・ブラザースが、「ザ・ダークナイト」トリロジーはもちろんのこと、「インセプション」(2010年)に、現在大ヒット中の「インターステラー」を製作したことで、親密な間柄のクリス・ノーラン監督に対し、同小説映画化のメガホンをとってほしいと依頼したことを、業界メディア The Tracking Board のダナ・ホワイトヘッドが独占スクープとして、スッパ抜いてくれました…!!

冒頭のように、多数の日本発のオタク・カルチャーが採りこまれているばかりか、「ブレードランナー」(1982年)、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)、「ゴーストバスターズ」(1984年)、「マッドマックス」(1979年)、「時計じかけのオレンジ」(1971年)など等…、引用されている作品をあげていけば、キリがないような感じになってしまう「レディ・プレイヤー・ワン」を、「ゲームウォーズ」のタイトルで邦訳出版するSB文庫の紹介によれば…、

“ 西暦2041年。革新的なコミュニケーション・ネットワークが張りめぐらされた世界はいまや、深刻なエネルギー危機に陥っていた。地球の温度は上昇し、資源は枯渇、植物や動物はどんどん死に絶え、飢餓に苦しむ人々であふれている。多くの人々はそうした現実から逃避するように、〈オアシス〉と呼ばれるコンピュータの仮想世界にのめりこんでいた。

ある日、〈オアシス〉のコンピュータ画面に、突然「ジェームズ・ハリデー死去」のニューステロップが現れた。ジェームズ・ハリデーとは、〈オアシス〉を開発し、運営する世界的億万長者。コンピューターゲーム界のカリスマ的存在だ。テロップに続いて、ハリデーの遺書ともいえるビデオメッセージが現れ、〈オアシス〉内に隠したイースターエッグを一番先に見つけたものに、〈オアシス〉を含む遺産のすべてをゆずることが宣言された。

その日から、老若男女問わず、世界中の〈オアシス〉ユーザーが、エッグ探しのハントをはじめた。勝者となるには、ゲームをはじめとするハリデーのあらゆる趣味嗜好に精通していなければならない。彼の残したヒントによると、〈オアシス〉のどこかに3つのキーが隠されているのだが…。

一方、めぐまれない環境で育ったウェイドは、現実世界では人と関わることが苦手な少年。学校の成績も容姿も並みで、コンプレックスの固まりのよう。その彼が莫大な遺産をめぐる争奪戦でトップに立ったことから、一躍、時の人となるのだが…。 ”
…とのことで、つまりは、ヴァーチャル世界を舞台にしたトレジャー・ハントのアドベンチャーの物語を追っていくうえで、多彩なオタク・カルチャーを引用して描いた展開がウケた小説だそうですから、前述の「インセプション」(2010年)で、夢のまた夢の中の夢の出来事を描いたほか、「インターステラー」でも時間を題材にして、複雑な構成を考えたクリス・ノーラン監督にとっては、得意とするところの “ 何層にも折り重なった世界観 ” の映画を作る作家性を発揮して、「レディ・プレイヤー・ワン」をノーラン・スタイル?!のブロックバスター映画に仕上げてもらえないだろうか…と、ワーナー・ブラザースは考えたようです。


しかしながら、ソニー・ピクチャーズが映画化の権利を持つ「スパイダーマン」を、ワーナー・ブラザースが自社の映画に登場させられないのは火を見るより明らかなように、アーネスト・クラインが小説だけに、かなり自由に文字で引用した様々なオタク・カルチャーの人気作品や、キャラクターを、ありのまま映画で描けるとは思えませんから、そうした著作権や、ライセンスの調整が難航し、実際のところ、映画化は実現しないのでは…?!と思われる方は、きっと少なくないはずです。

その点について、ワーナー・ブラザースから、映画化のシナリオ執筆を今年初めに依頼された脚本家のザック・ペン(「パシフィック・リム2」2017年4月7日全米公開)は、先月11月下旬に Nerd Report の取材に応じて、シナリオをほぼ書き上げたことを明らかにし、どうやら、原作小説で引用されたネタを自分なりに整理して、限定したらしいことをほのめかしたうえで、今後の実際の製作準備において、キャスティングなどと絡めながら、どういった作品や、キャラクターの使用許諾を求めていくのか…?!、具体的に検討することになる見込みを語っています。

by SharksDen
よって、冒頭のような「機動戦士ガンダム」や、「ウルトラマン」のほか、様々な過去の人気映画のうち、何が登場することになるのか…?!は、現時点では何とも言えませんが、仮りにクリス・ノーラン監督が依頼を受けて、メガホンをとることになったとして、いったい、クリス監督はどのような作品や、キャラクターを、自分の映画に登場させたいと思うのか…?!、また、様々な作品の権利者(社)は、クリス監督の要望に快く応じてくれるのか…?!、「レディ・プレイヤー・ワン」の今後の展開に期待して、続報を待つことにしましょう…!!


In the year 2044, reality is an ugly place. The only time teenage Wade Watts really feels alive is when he’s jacked into the virtual utopia known as the OASIS. Wade’s devoted his life to studying the puzzles hidden within this world’s digital confines—puzzles that are based on their creator’s obsession with the pop culture of decades past and that promise massive power and fortune to whoever can unlock them.

But when Wade stumbles upon the first clue, he finds himself beset by players willing to kill to take this ultimate prize. The race is on, and if Wade’s going to survive, he’ll have to win—and confront the real world he’s always been so desperate to escape.







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