************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ホラー映画らしからぬ、おちゃらけた始まりの予告編の冒頭で、“この「レッド・ステイト」の予告編は smodcast.com から盗まれたものです。”というタイトルが映し出されますが、それは言わば、ケヴィン・スミス監督の公式サイトと呼んで差し支えない、同監督がやっているポッドキャストのサイトのことで、配給会社の決まっていない本作は、今のところ同サイトを公式サイトのようにしています。なので別に、口コミ宣伝のヴァイラル・マーケティングを展開する謎のサイトなどではありませんから、そこには気をとめませんように…!!










「チェイシング・エイミー」(1997年)や、「世界で一番パパが好き!」(2004年)、「ザックとミリがポルノ映画を作るそうです」(2008年)といった、ちょっとダメな人たちを主人公にした負け犬賛歌のようなコメディ映画で知られるケヴィン・スミス監督が、これまでの作風とは打って変わった別人のようなタッチで、新境地のホラー映画に初挑戦した最新作「レッド・ステイト」の予告編です…!!
コミック・ショップを経営していることから、マンガ本屋のおっちゃんとしても愛されるオタク・カルチャーの第一人者ケヴィン・スミス監督のマイナーな映画を、これまで主に製作・配給し、映画のなりふりなどかまわぬはずのワインスタイン・カンパニーですら、この映画はカンベン…と手を引いてしまったことから、ケヴィン・スミス監督が苦労して、約400万ドルの製作費を集め、自主製作した本作は野心的な問題作のホラー映画だと言われています。

お話の内容の詳細は、まだよくわからないのですが…、ヤリたい盛りの男子高校生3人組がインターネットで、乱交の相手を探している年上の女性を見つけ、これはヤリまくれるぞ!!と股間を煮えたぎらせて出かけたところ、たどり着いた場所で待っていたのは、“性”ではなく“聖”なる恐ろしい儀式だった…!!といったプロットで、ケヴィン・スミス監督が冒頭の自分のポッドキャストで語ったコメントによれば、映画の最初の17分間のテーマはエロで、次の45分間は宗教、そして、最後の3分の1は政治が題材となっているそうです。
エロと宗教と政治のトライアングルに共通している点は、それぞれタブーの領域を抱えていることですから、オタクのケヴィン・スミス監督がそれらにどう斬り込んでいるのか?!、映画の全体像が大変、気になる注目作ですね。


ケヴィン・スミス監督最新作の「レッド・ステイト」の物語の発端となる、チンコ3本は、ジャッキー・チェンとジェット・リーが共演した「ザ・フォービドン・キングダム」(2008年)のマイケル・アンガラノ、ケヴィン・スミス監督の次回作のホッケー・コメディ映画「ヒット・サムバディ」の主演に起用されることになったニコラス・ブラウン、リメイク版「エルム街の悪夢」(2010年)のカイル・ガルナーです。で、どうやら映画の核となる人物らしい狂信的な雰囲気の牧師を演じているのは、クエンティン・タランティーノ監督とのコラボで知られるマイケル・パークス、その他に、「バートン・フィンク」(1991年)で狂気をかいま見せてくれたジョン・グッドマンや、「フローズン・リバー」(2008年)でオスカーにノミネートされたメリッサ・レオが、予告編の中で恐ろしい表情を見せてくれていますね。トップにあげたポスターにも登場しているヒロインは、テレビ・シリーズ「Scrubs/恋のお騒がせ病棟」のケリー・ビシェです。


冒頭にも記したように、自主製作映画の「レッド・ステイト」の配給会社はまだ決まっておらず、ケヴィン・スミス監督は、来月の新年1月20日から開催されるサンダンス・フィルム・フェスティバルでプレミア上映を行い、それをキッカケに配給権販売の営業を始める予定だったはずですが、予告編の最後に“3月公開”とあるところを見ると、すでにどこかの映画スタジオと一般公開について話し合いを進めているのかもしれません。
ケヴィン・スミス監督がワーナー・ブラザースで作った前作の初メジャー映画「チンコ2本」(が変更されて「コップ・アウト」になった)ともまた全然ちがうスタイルを観せた「レッド・ステイト」の予告編をご覧になって、CIAリーダーのみなさんはどのような印象を持たれたでしょうか…?!



Ever since Clerks (cowinner of the Filmmakers Trophy at the 1994 Sundance Film Festival), Kevin Smith has been known for his sharp, subversive, comedic writing. He shifts from comedy to horror with Red State and aptly demonstrates that good writing transcends genre.

Red State begins by following three horny high-school boys who come across an online ad from an older woman looking for a gang bang. Boys being boys, they hit the road to satisfy their libidinal urges. But what begins as a fantasy takes a dark turn as they come face-to-face with a terrifying “holy” force with a fatal agenda.

Instead of relying on archetypes and predictable formulas, Smith meticulously fashions all-too-real characters, utilizing exceptional performances (notably by Michael Parks) and an intelligent script. His realistic style gives the film an intimate feeling, heightening the terror to biblical proportions. Red State is a shocking new kind of horror film that aggressively confronts higher powers and extreme doctrines with a vengeance.





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